お知らせ
- 詳細51モデルを追加しました。2019.3.12
- 「広域2」と「広域」モデルの名称を変更しました。2019.3.12
- 局地モデルの予測時間が10時間に延長されました。2019.3.7
局地モデルでは2kmメッシュの雨量・雲量、気温・湿度、気圧・風速の予測図が提供されます。凡例はGPV気象予報の詳細モデルと同様です。
SCWにおける更新時刻 | 毎時40分 |
水平解像度 | 2km |
予報時間 | 10時間 |
予報時間間隔 | 30分 |
更新時刻は調整中のため今後変更になることがあります
雲観測マップで提供する雲形と雲頂高度の見方。
雲観測マップは3つの要素からなります。
1.塗潰域 | 7種類の雲形がそれぞれの色で表示されます。 |
2.等値線 | 雲頂高度を表します。等値線に表示される数値の単位はメートル。 |
3.ドット | 黒ドットは雲混じり域、緑ドットはダスト、白ドットは積雪域を表します。 |
名称 | 記号 | 雲形マップ | 高度 | |
---|---|---|---|---|
上層雲 | 巻雲 | Ci | (1)■ | 5,000~13,000m |
巻積雲 | Cc | (1)■ | ||
巻層雲 | Cs | (1)■ | ||
不透明上層雲 | - | (5)■ | 雲頂高度~13,000m 十種雲形に該当なし | |
中層雲 | 高積雲 | Ac | (6)■ | 2,000~7,000m |
高層雲 | As | (6)■ | ||
乱層雲 | Ns | (6)■ | ||
下層雲 | 層雲 | St | (4)■ | 地表付近~2,000m |
層積雲 | Sc | (3)■ | ||
対流雲 | 積雲 | Cu | (2)■ | 600~6,000m またはそれ以上 |
積乱雲 | Cb | (7)■ | 雲底は下層にあり、雲頂は上層まで発達している。~12,000m |
雲のない状態は黒で表されます。
積雲は対流によって発生し下層にあります。上昇流(サーマル)が生じているところに積雲があります。上昇流と上昇流の間には下降流があり、その部分には雲はありません。上昇流と下降流が短い間隔で並ぶため、雲量が100%になることはありません。
十種雲形の上層雲は厚みがなく半透明なため、不透明上層雲が対応するものはなくそれらと異なります。不透明上層雲は厚みのある中層雲の雲頂が上層に達しているものと考えられます。
雲頂高度を表します。等値線に表示される数値の単位はメートル。
雲形の等値線は100~1000mまでの黄色からオレンジの線は100m間隔
1000~20000mまでのオレンジ~紫~マゼンタ~赤の線は10000m間隔
雲量の等値線は0~15000mまでの黄色~オレンジ~紫~マゼンタ~赤の線で1000m間隔
黒ドットは雲混じり域を表す。雲観測マップの精度は1kmとなるが、1km以下の領域において雲のある部分と無い部分が混在していることが解析された場合、雲混じり域であるとして、黒ドットを表示している。
緑ドットはダスト、白ドットは積雪域を表す。
SCWにおける更新時刻 | 毎時20分 |
水平解像度 | 1km |
処理の高速化を行い従来の毎時43分から変更となりました。2018.7.10
更新時刻は雲域の広さに応じ雲形判別と高度算出の処理時間が変動するため遅くなる場合があります。更新時刻は調整中のため今後変更になることがあります
SSI(Showalter stability index; ショワルター安定指数)
大気不安定(SSI=0以下)が予測される場合に雨量・雲量画像に黄色等値線で示されます。
SSIは高度約5,500mの大気の温度T500と、高度約1,500mの大気を約5,500mに乾燥断熱または湿潤断熱で強制的に持ち上げた空気塊の温度TPとの差、すなわちSSI = T500-TPのことをいいます。
SSI = 0の場合、T500=TPで、約5,500mの大気と持ち上げた空気塊の密度差はなく、浮力も発生せず安定した大気の状態です。SSI > 0の時は、T500 > TPで持ち上げた空気塊の密度の方が大きく、これも浮力は発生せず安定した大気の状態です。
SSI < 0の時、T500 < TPということになり、持ち上げた空気塊の密度が約5,500mの大気の密度より小さいため、浮力が発生することになります。この浮力が大気の対流を生じさせる駆動力となるため、大気の状態が不安定となります。
SSIは値が小さい程、大気が不安定であることを表します。
大気が不安定になるパターンとしては、上空に寒気が入った場合(T500が小さい)や、強い日射で地表付近の大気温度が上げられた場合(TPが大きい)などがあります。
雨量雲量図で負の小さい値のSSIが表示されているときは、雨量雲量図で雲量や雨量が予測されていない場合でも、対流性の雲(積雲・積乱雲)が発達し、局所的に、短時間強雨、局所的な雲、また突風が発生する場合のあることが予測できます。
SSI | Description |
---|---|
0 | 安定 |
-3 | 雷雨の可能性あり |
-6 | 激しい雷雨の可能性あり |
-9 | 激しい雷雨の可能性大 |
なお、雨量雲量図SSI表示は図が煩雑になることを防ぐためSSI= 0, -3, -6, -9 のみ等値線を表示しています。詳細はGPV気象予報のSSI表示を参照して下さい。
GPV 気象予報の広域モデルでは1日1回更新で264時間先までの予測を提供していました。SCWでは、これに加え、更新回数を増やし1日4回更新で84時間先までの予測を提供します。
更新は1:30、7:30、13:30、19:30に行われます。モデル特性や解像度等、予測時間と更新回数以外のメッシュ解像度などは両モデルで同一です。
広域モデルと広域264モデルでは更新回数が異なります。新しく更新された予測ほど精度が高いため、広域モデルの利用を基本とし、264時間先までの予測が必要な場合に広域264を用いることを推奨します。
【 広域モデルの名称を2019年3月12日から変更します 】
従来の「詳細」モデル(予測時間39時間、更新1日8回)に加え、「詳細51」モデル(予測時間51時間、更新1日2回)を追加しました。
予報時間が12時間延長され、更新は1日2回(11:23, 23:23)となります。
金曜日 夜23:23の更新の場合、「詳細」モデルは日曜日の昼12:00までの予測でした。「詳細51」モデルは、日曜日の夜24:00まで予測されます。
詳細モデルと詳細51モデルでは更新回数が異なります。新しく更新された予測ほど精度が高いため、詳細モデルの利用を基本とし、51時間先までの予測が必要な場合に詳細51を用いることを推奨します。
予報時間 | 10時間先まで 30分間隔 |
更新回数 | 1日24回 |
更新時刻 | 毎時40分 |
水平解像度 | 2km |
予報時間 | 39時間先まで 1時間間隔 |
更新回数 | 1日8回 |
更新時刻 | 2:23, 5:23, 8:23, 11:23, 14:23, 17:23, 20:23, 23:23 |
水平解像度 | 5km |
予報時間 | 51時間先まで 1時間間隔 |
更新回数 | 1日2回 |
更新時刻 | 11:23, 23:23 |
水平解像度 | 5km |
予報時間 | 84時間先まで 1時間間隔 |
更新回数 | 1日4回 |
更新時刻 | 1:30, 7:30, 13:30, 19:30 |
水平解像度 | 20km |
予報時間 | 264時間先まで |
更新回数 | 1日1回 |
更新時刻 | 4:40 |
水平解像度 | 20km |
更新回数 | 1日24回 |
更新時刻 | 毎時20分(*1) |
水平解像度 | 1km |
※更新時刻はデータ配信状況や計算処理時間により変動します